変わらない味 黒うどん 山長 厚木店の他人入り煮込みうどんでお腹も心もほっこりと!
長く続いているお店ほど、味が変わっていくことも多いのですが、こちら「黒うどん 山長 厚木店」は変わることのない美味しさで、もう30年はご夫婦で営業されています。
小田急線本厚木駅徒歩4分のお店はのれんが掛かり、店内に入るとコの字型のカウンターがあり、カウンターの中には奥様、奥の厨房にはご主人でお店を切り盛りされています。
昔連れて行ってもらってから、しばらくお伺いしていませんでしたが、ここ1~2か月でもう3回くらい来店しています。
名物は「煮込みうどん」。
こちらは卵と豚肉の入った他人入りみそ味(900円)です。
元は名古屋が発祥の黒うどん。
小麦粉は通常表皮や胚芽を取って漂白して真っ白な粉になります。私がワカサギの唐揚げでも使っている石臼引きの全粒粉などは茶色い色をしています。
通常売られている薄力粉や強力粉といった小麦粉はそのようにさらして真っ白にしているのですが、こちらではさらしていない小麦粉を使い、麦芽や小麦粉の本来の良さを生かして作ったうどんで、色も白いうどんではなくやや黒っぽい色をしています。
煮込みうどんでも、くたくたにはならず適度な歯ごたえのあるモチモチのうどんです。
味は濃い口のみそ味と薄口の醤油味の2種類です。お勧めはみそ味。
みそ味は必要以上に主張することはなく、コクを増すのに使われているといった感じ。
具はたくさんの白菜、油揚げ、ネギ、豚肉、卵に薄切りのかまぼこ。
白菜はオーダーを受けてから切っているようですが、味がしっかりと染み込んでいます。
一緒に行く連れ曰く、30年全く変わることのない味で安心感があるといっています。
煮込みうどんはそんな味に差が出るようなものではないと思うのですが、トータルで美味しい。唸るような美味さというのではなく、定番の美味さです。食べるたびに「あ~今日も美味しい!」とつぶやく美味さ。
家でいつも食べているかのような、母の味のような美味しさです。
あとは、うどんのしこしこさは特筆です。稲庭うどんといったようなシルキーな歯ごたえのしこしこさとは一味も二味も違う、噛みしめるとわかるうどんのしこしこさです。
ご飯は白めしと鳥めしがあります。ご飯にはお漬物も付きます。
このご飯はご主人が作っている自家製のお米です。
煮込みうどんが来たら、蓋を外します。
まずはこの蓋をひっくり返してお皿にしてアツアツの白菜とうどんをのせて少し食べて、ちょっと温度が下がったところでなべから食べます。
ご飯はうどんをおかず替わりに食べてよし、雑炊風にしてもよし、でも美味しいお米なのでまずは一口そのまま味わってください。
最近小田急の情報誌に掲載されたとこのこと。かなり昔某雑誌の取材を受けてお客様が増えたは良いのですが、色々とあり取材お断りだったところ久しぶりに取材をうけたとのことでした。
昔来ていたお客様が久しぶりに来店されたりといったこともあったようです。
ご主人様、お忙しいと厨房に入っていますが、閉店間際に行くことが多いので、少しお話させてもらったりしましたが、とても話しやすく気さくなご主人です。奥様もお若いころはさぞかしお美しかったのではという上品な方。
夏には冷やしうどんもあります。
フランチャイズで都内にも何店かありますが少しづつ味に違いがあるようで、連れは厚木が一番うまい!と太鼓判を押していました。
春とはいえ、またまだ寒の戻りもある季節。ちょっと今日は寒いかなといった日にでもぜひ訪れてみてください。
■お店情報「黒うどん 山長(やまちょう) 厚木店」
住所:厚木市中町4-15-6早川ビル1F
電話:046-222-0990
営業時間:11:30~15:00 17:00~21:00(L.O.20:20ころ)
定休日:土曜日
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