第2弾 ワイヤーアシストフック編 タチウオジギング アシストフック自作 

第2弾 ワイヤーアシストフック編 タチウオジギング アシストフック自作 

以前アップした東京湾タチウオジギング用自作アシストフック(がまかつ船頭推薦アシストフックバージョンこちらをクリック→「タチウオジギングのアシストフックを自作 作り方をアップした!」)について多くのアクセスをいただいております。

買えばそれなりにするのと、やはり自分でジグに合わせて自作してみたいという方が多いのではないかと思いました。

そして今回も自作アシストフックのご紹介です。

今回はリングでつないでいた部分をワイヤーに変えてのアシストフックです。

ワイヤー化については、

・軽量化

・水の抵抗の軽減

・細いワイヤーを利用し、リングを繋いだものと魚からの見え方が違う

といったところだと思います。

通常、吸い込み系の捕食をする魚の場合、アシストフックを軽量化することにより、吸い込み時の違和感がないので魚が一度吸い込んだフックを吐き出しにくいともいわれていますが、タチウオは食うのが下手で、吸い込みではなく捕食する対象物に当たってあの牙で弱らせ捕食するというスタイルだと思いますので軽量化というよりも見え方といったステルス性だと勝手に解釈しています。

但し、リーダーをワイヤーにしていると見切られ食いが悪いという話も多く聞かれます。特に、ワイヤーが曲がったりすると全く当たらないというような話も。

しかしながら、前回もご紹介したアシストフック、あんなリング繋いだものですし、一概にワイヤーがダメとは思えないと作成し、実釣してきました。特に目立って釣果が伸びるかは、私の腕がショボすぎで良くわからないというのが正直なところですが、逆に釣果が落ちるということもなく釣れているので、もう少し自分でも検証してみたいと思います。

さてそれでは早速ワイヤーアシストフック作りです。

※なお、ワイヤーを使ったアシストフックやラインシステムは、禁止になっている船宿も多いので必ず船宿のルールを確認してください。

 

■用意するもの

・ステンレスワイヤー GOSEN 40/7

・ワイヤー用スリーブ YAMASHITA  ステンレスクリップSS

・スナップリング #2 #4

・スイベル #3

・バーブレスフック がまかつバーブレストレブルフック19 サイズ#3か4 お好みで4本フックでも

・熱収縮チューブ 径1.2mm/2.4mm/3.2mm

・プライヤー

・スリーブ圧着用ペンチ 電工ペンチやペンチで代用も可能 私の場合は電工ペンチを使っています

・ニッパー

・ハサミ

スリーブの圧着は、専用工具が無くても、電工ペンチや、気を付けて作業すればプライヤーでも作業はできると思います。

 

■アシストフックの作り方

①ワイヤーを適当な長さにニッパーでカットします。作成したいリーダー長の+10cmくらいの長さの方が扱いやすいです。

②折り目を付けます。スリーブをはめる際に折った片側が短すぎるとやりにくいので少し長めにとると良いです。長すぎもNG。2~3つやってみると、いい長さがわかると思います。

③スリーブとフックを通します。

スリーブは圧着する前は右側と左側の間に隙間がありますので、右側と左側それぞれにきちんと寄せなければ、片側の管によってしまいます。そうならないように注意して左右のワイヤーがそれぞれの管に納まるようにはめてください。

④電工ペンチで仮止めして、左右の間を潰します。左右の管それぞれにワイヤーが収まっている状態。失敗すると片側の管によってしまい、締め込みが甘くなります。

⑤本締め ペンチで潰してワイヤーが動かなければそれでOKです。専用ペンチや電工ペンチがない場合は、普通のペンチで重ならないようにうまく潰してください。

⑥短い方のワイヤーをスリーブギリギリでニッパーでカットします。1.2mmのチューブを写真くらいの長さにカットします。

はめてライターの火であぶって圧着します。フックの根本も通せる太さである3.2mmのチューブだけだとチューブとスリーブとワイヤーの間に隙間ができるのでそれを防ぐためにも、まずは1.2mmのチューブを付けます。

⑦3.2mmのチューブをフックのリング部分から先ほどの1.2mmのチューブで被覆してある部分まで覆える長さでカットします。

被せて圧着します。

すみませんすすけてちょっと汚いです。ターボライターにしたらこんなになってしまいました…。

⑧リーダー側スリーブ部分の被覆用に2.4mmのチューブをカットしてそれをリーダー側から通しておきます。

ワイヤーをジグの長さに合わせて折って、カットしたチューブ、スリーブ、スイベルの順に通して、

折った部分を返してスリーブにはめ、スリーブを仮止めしたあと、本締めして、余分なワイヤーをカットします。

⑨チューブをスリーブにかぶせて圧縮させます。

完成です。

夜行チューブはフック側だけにして、リーダー側は赤にしました。

リーダーの長さはジグの長さに合わせて、ジグを魚に見立て、胴の半分からエラにかけて位の長さが良いと思います。

またジグについた歯型に合わせるのも効果的だと思います。

色々な長さ、フックで作って試してみてください。

なお、タチウオのアタックにより、曲がってきたりすることもありますが、指でしごいて伸ばせば結構戻ります。が、ジグの形状によっては、曲がってくるとそこから絡みつくこともあります。そうなった場合は新しいものに交換が、ジグの変更が必要になります。

ワイヤーの太さは色々な太さがあります。お好きな太さで試してみてください。

繰り返しますが、禁止されている船宿さんではくれぐれもご使用はしないでください。

暇人と思われそうですが、最近仕事も忙しく、ブログもアップせず、釣りに行く日のための準備をしているのでした。

師匠からの別注が入っているのでそれも作らないと。

では皆さんも自作を楽しんでください!

リングでつないだアシストフック作りは下記↓をクリックしてください。

★「タチウオジギングのアシストフックを自作 作り方をアップした!」