イタリア一人旅:ナポリを見てから死ね Vedi Napoli, e poi muori. 

イタリア一人旅:ナポリを見てから死ね Vedi Napoli, e poi muori. 

新聞の折り込み広告を見ていました。日曜版には旅行社の広告が良く入ります。

大手旅行社の広告にイタリア8日間が掲載されています。

8日間でミラノ→ナポリ→カプリ→アマルフィ→ローマ→フィレンツェ→ピサ→ヴェニスを回るというものです。

およそ19~29万円で有名どころを全部回ります。

この旅行社のツアーに母と参加したことがありますが、旅行慣れしない人でも楽しめるようにツアーガイドが色々と面倒見てくれます。目的地までバスで乗りつけ、歩くことも少なく、食事もセットになっていたりするので、とても楽に旅行ができした。

色々なツアーの旅行のスケジュールを見ていると、残念ながら大抵のツアーのナポリ観光は「車窓からの観光」になっています。確かにナポリはイタリアのマフィア・カモッラの本拠地であったりと怖い話もたくさん聞きます。また、街の汚さもよく話題になります。

大勢を連れていくツアーでは全員の行動を一人のガイドが見ることが難しいので仕方ないですし、旅行社の看板をしょってのツアーなので、安全第一で仕方がないとは思いますが、ちょっと寂しいなぁと思いました。

2015年夏にイタリアに一人旅した際はナポリに3泊しました。

サンタルチアのエクセルシオールホテルに一泊とスパッカナポリにあるB&B La Dimora della Regina二泊です。

サンタルチアは夏の夜は歩行者天国となり、治安もよくせいぜいスリなどに気を付ければ夜でも人通りのあるうちは歩くことが来ます。

対してスパッカナポリなどは治安の悪さがあげられますが、現地の人も避けるような場所や時間に行動せず、自己防衛に努めれば、やっぱり歩いて見て回る価値がある街なのです。

スパッカナポリも、夜は一部バーなど営業している場所以外は、人もあまりおらず寂しいのですが、警察の青バイがペアでパトロールしていたりします。

本当に味があって、毎年でも行きたいと思える場所です。

そんなナポリを思い出してみました。

キャッチは有名な卵城。夜の景色はまた昼間とは一転、幻想的で中世のナポリの街を思い起こさせます。

夜の卵城

サンタルチアはもともと1600年以降、漁師たちの道であったということです。夏は特に賑わいを見せます。

サンタルチア
夜のサンタルチア
卵城の島にはレストランがたくさん
朝のナポリ湾とヴェスヴィオ山
漁師町 ナポリ

今でも漁は行われ、市場には新鮮な魚が並ぶナポリです。

ナポリを二つに分断する道スパッカナポリ。ご自身で歩いてください!教会も多く、見どころ満載。La Dimora della Reginaは、この通りにあります。アパートメントの1室で、ホテルとは違う居心地の良さです。

スパッカナポリ

ヌオーヴォ城の中は博物館になっています。

ヌオーヴォ城
ウンベルト1世のガッレリア

ガレッリアはミラノだけではありません。

庶民的な海水浴

お金持ちはクルーザーでカプリ島などへお出かけ。地元の方はナポリ湾で日向ぼっこ。朝はお年を召した男性が多いのですが、昼間には老若男女がそろいます。

水は綺麗ですが、岩場にはごみも多いです。しかし、それがナポリです。

バイクの修理もまだですし、しばらく2015年夏のイタリア旅行を思い出してみましょう。

※内容は2015年8月時点のものです