箱根の休日：稲村ケ崎のロンディーノでおひとり様

稲村ケ崎にある、イタリア料理店　タベルナ　ロンディーノ。

初めて行ったのはたぶん10代の終わり。そしてはたち前後は結構な頻度でお食事に行っていました。

行くと決まって、カウンターに並んでいる前菜からその日の気分で選んだアンティパストミストにプリモピタットに牛ひき肉のクリームスパゲッティかイカスミのスパゲッティ、ドルチェにコーヒーといった感じ軽めの食事。たまに、セコンドまで頼むこともありました。

最近はお店の前は通るものの、一人だからとちょっと遠慮していましたが、ここまでおひとり様の人生だと、残りの人生一人でも行きたいお店に行かなきゃと天山の露天風呂で思い、ロンディーノへ行ってみようかと思いました。

久しぶりの訪れたロンディーノ、そこには何年経っても変わらないものがありました…。

箱根湯本から海へ向かって走り、西湘バイパス経由で海沿い134号線を進みます。江の島を過ぎると車も減って、お店の前の駐車場も1台停まっていましたがその横に無事駐車できました。

一番最後に来たのはいつだろう？誰と来たか思い起こし、あ～あの頃かなどと思いながら階段を上がりました。お店は1階は二人掛けの二つのテーブルを残し、テーブルは埋まっています。ちょうど一番奥のテーブルが空いていたので、そちらの座りました。

大してメニューもみず、前菜にはお勧めメニューのトリッパに、イカスミのスパゲッティ、ガス入りのお水を頼みました。とても落ち着いてしまって、まったりとしてしまいます。お隣はカップルです。私も前はこうやって来ていたなぁ～なんて思いつつ、お料理を待ちます。前菜のトリッパ。とても丁寧に作られたトリッパです。臭みは全くなく、柔らかくて美味しかったです。量も一人で食べるにちょうどよい！プリモのイカスミのスパゲッティ。これこれこれ！！！！！これ、食べたら他のお店の食べられません。昨年亡くなった、元エノエーカ・ピンキオーリのスーシェフ、イ・プリミシェフそして銀座イルチェントロのシェフであった私の大好きな福田シェフもお墨付きのイカスミスパゲッティ。まずイカスミが濃い、しかし生臭さなし、でもイカスミの味わいはしっかり残っている。新鮮なイカスミを使わないとでない味です。堪能しました。そしてドルチェにはパンナコッタ、最後にエスプレッソ。角砂糖を2個入れて、ぷくぷくしています。さっとかき回して、砂糖が解け切らないのを三口くらいで飲み干します。クレマがしっかりしていて、焙煎強めだけれど苦いだけではない、コーヒーのうま味が濃縮されたナポリで飲むエスプレッソに近い！と思って話したら、最近マシンをLa Cimbaliに替えたそうです。豆はナポリからの輸入かと思いきや、キャラバンコーヒーとのこと…。