甲州名物 馬刺しの名店 肉のくぼた(窪田精肉店)で赤身の美味しい馬刺しを!

甲州名物 馬刺しの名店 肉のくぼた(窪田精肉店)で赤身の美味しい馬刺しを!

Mitz-Hur 非公式秋のツーリング合宿でなべさんが馬刺しを買った、なべさんイチオシの精肉店のご紹介です。

まずは馬肉についての豆知識をどうぞ。

馬肉についての豆知識

■馬肉を食べる国と食べない国

開拓時代から、馬とともに国を作ってきたといっても過言ではないアメリカ人に言わせると「馬食べるなんて野蛮!」とドン引きされる馬食ですが、イタリアをはじめフランス語圏での欧州諸国やスペインでは食べられることも多いお肉です。

その他、カザフスタンやモンゴル、カナダも馬肉を食べます。

ただし、刺身で食べるのはなかなか見られない食文化です。

逆に食べないのは、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど。

■日本では「桜肉」とも呼ばれる馬肉

桜のような色をしているとか、桜の咲く季節に美味しいとか、あるいは幕府直轄の牧場が千葉県佐倉市にあり「馬肉といえば佐倉」から来たものだとか、その由来は諸説あります。

■日本での生産地

馬肉で有名なのは熊本・山梨・長野など。

平成29年3月の農林水産省の統計資料によると平成27年生産量トップ5は、第一位熊本県(2,316トン)、第二位福島県(1,107トン)、第三位青森県(529トン)、第四位福岡県(385トン)、第五位山梨県(263トン)と続き、全国では5,113トン。

生産量・消費量とも第一位はダントツに二位以下を引き離す熊本県です。

熊本県ではサシの入った霜降りの馬刺しが多いのですが、山梨では赤身で食べることが多いです。匂いというのはその脂からくることが多く、赤身を食べる山梨の馬刺しはより匂いもないもので醤油だけでも美味しくいただけます。

■なんと馬肉に関する資格もあるんです

一般社団法人日本馬肉協会の主催する「馬肉検定」なる資格もあります。ご興味あればぜひ馬肉マイスター目指してみてください。

■馬肉の栄養価

馬肉はタンパク質は牛や豚の約2倍含まれるのに、カロリーはおよそ半分。ヘルシー志向の高まりとともに近年注目を浴びている食材です。

甲州市 肉のくぼた 窪田精肉店

今回のツーリングで馬刺しを調達したのは塩山のブドウ畑の中にある肉のくぼた(窪田精肉店)。間口もそんなに広くはないお肉屋さん。知らなければうっかり通り過ぎてしまいそうです。

店内のショーケースには、ブロックでパックされた「国産馬刺し赤身ロース(1,200円/100g)」「国産馬刺し赤身ヒレ(1,500円/100g)」「国産馬刺し赤身もも肉(900円/100g)」が並びます。ほかにもカナダ産の霜降り馬刺し(1,100円/100g)などもありますが、ここはやはり国産で。

今回買ったのは、赤身もも肉。200g程度でパック詰めされています。

要望により、カットもしてくれます。

今回のツーリングでは、5人で食べるのに3パック(700グラム強)を購入しました。

滑らかでシルキーな肉質。

自店オリジナル商品も充実したお肉屋さん。

馬刺しのたれもオリジナル。

ニンニクと唐辛子のピリッとした辛みがありながらも程よい甘み。醤油ベースですが、塩気の辛さもなく、なかなかイケます。

その他のお勧めは、鳥のもつ煮。

山梨を代表するB1グルメで、B-1グランプリでも優勝したことのある甲府鳥もつ煮ですが、こちらお隣の甲州市でも同じような味わいのもつ煮が食べられるとあって、月間2,600パックを超える販売を誇る「窪田精肉店謹製 甲州鳥もつ煮」です。

真空パックになっており、賞味期限も長く保存に便利。食べるときには、外袋から出してパックのままなべで湯煎で温めるのが手軽。

とはいっても、地元の人には馬のもつ煮の方が良く食べらるとのことで、「馬もつ煮こみ(500円/250g)」も販売しているとのこと。

お店の方も感じが良く、お勧めいたします。

■お店の概要

店名:窪田精肉店 肉のくぼた

住所:山梨県甲州市塩山千野3852-3

電話:0553-32-2250

営業時間:8:30~19:00

定休日:日曜

Web site: http://www.kubotaseinikuten.com/(通販もされているようです)

※消費税の変更に伴い価格の変更もありますので詳細はお店にお尋ねください。