バス用魚探をワカサギ釣りに使ってみた!

バス用魚探をワカサギ釣りに使ってみた!

ワカサギは群れになって回遊しています。

そのワカサギの群れを捉えられるか?によっても釣果が大きくかわるのがワカサギ釣り。

それゆえ、魚探(魚群探知機)を使ってその群れの存在を知ることが重要になってきます。

漁船にも使われる信頼性のあるHONDEXのワカサギ釣り用の魚探は43,000~70,000円程度で、昨年釣りに復活し、対象魚種まで増えてしまいタックル貧乏している私のお財布にはかなり厳しい金額です。

ということで、今持っているバス釣りで使っている魚探、HONDEX HE-5600を使おうということになりました。

まずは魚探についての豆知識。

魚群探知機は、振動子という部品から超音波を発信します。超音波は水中の魚群や海底で反射され、再び振動子で受信され、本体にて反射で戻ってきた超音波を画像処理しディスプレで表示します。本体とディスプレイは一体となっており、これに振動子という部品構成になります。

水面近くから発信された超音波が魚群や水底で反射しますが、この反射によって、水深や水底の地質の硬さ、水中の魚群の存在やその水深や量あるいは障害物などを分析することができます。

超音波は音や光と同じように発信されたポイントから広がりながら進んでいきます。水面近くの振動子から発信された超音波は水底に向かって三角錐の形になるように進むわけです。

この三角錐が進む指向角は、超音波の周波数により変わってくるのです。高周波では指向角が狭く狭い範囲のポイントの正確な位置を読み取りやすく、低周波ではより広範囲での探索が可能ですが正確なポイント位置が読み取れません。

そして魚探ではそれが何の魚なのかまではわかりません。ディスプレイに映った情報から判断された二次的な情報で、釣り方を変えていく必要があるのですが、最近の私はバス釣りではもっぱら水深や地形の変化を知る程度にしか使っていない魚探です…。

※ご興味があればHONDEXのサイトなどご覧になってください!

さてここまで説明したうえで話を私の魚探に戻すと、私の魚探の周波数は200kHzの高周波なので自分の真下の釣りをするようなワカサギ釣りでも使えるようなものです。

しかし振動子がエレキにマウントされており、ドームで使うことを考えると、これを外して使えるようにしないとなりません。

このようにクランプでエレキにマウントされています。

クランプのねじをマイナスドライバーで回して振動子を外して振動子ケースを取ります。

今回は振動子ケースごと使います。

塩ビパイプと金折、この金折にあうボルトとナット、座金を買ってきました。

塩ビパイプに金折の穴の位置に合わせてマーキング。

ちょっと曲がっているのですがご愛嬌。反対側のマーキングの際には真面目に古いラインにダウンショット用のシンカーをつけて垂直を取りました。

ドリルで穴をあけます。塩ビパイプは滑りやすいので、まずは先を軽く当て少し削ってから力を入れて穴をあけます。

金折を取り付けます。

振動子をつける方はT字隅金をつけ、振動子ボックスの既設の穴でとめました。

コードをタイラップで止めて30分程度で完成です。

手元側はクランプをつけようかと思っていたのですが、ワカサギ釣りも3月までなので今シーズンが終わってバスシーズン突入したらまたエレキに付ければいいとおもったので、一番の簡易バージョンで作りました。

設置の仕方は金折部分をドームの梁や桟橋のヘリあるいはボートのオールクラッチ(オールをさしておくところ)に引っ掛けてホームセンターで売っているくねくね棒で止めるだけ。

 

くねくね棒、100均にもありますが短いものが多く短いと今回の使い方には不適切。ホームセンター以外でもAmazonにあります。くねくね棒は何かと便利で、ボートをポイントのロープに引っ掛ける際に補助で使ったり、スマホスタンドにしたりと工夫次第でいろいろ使えるのでいくつか持っていると便利です。

Aamazonではこちら→くねローゼ【ロング43cm】2本入×2セット

そしてワカサギ用魚探であれば乾電池仕様もあったりしますが、こちらは12Vのバッテリーが必要です。以前釣りをしていた時に持っていたDAIWAの電動リール用のバッテリーはもう使えなかったので、バイク用に安いものをAmazonで購入しました。

Aamazonではこちら→LONG12V 5Ah 高性能 シールドバッテリー WP5-12

前のDAIWAのケースにうまく収まるので

魚探自体は100均のベルトでベルト穴に架台に装着するボルトでとめるという、とりあえず「お金と手をかけずにやっつけ仕事だけど結構つかえるよ!」的なノリで床置きの場合はバッテリーに立てかけ、ドームの場合は目の前の梁にSカンでぶら下げるようにしました。

ということでお金をかけずにバッテリーまで入れても3000円位でバス用魚探をワカサギに流用してみたでした。

ちなみに超音波の干渉についてですが、前回の釣行時試した通り、200/400であればあまり干渉を気にしないで大丈夫そうですが、低周波だと干渉してしまうかもしれません。そんなことがあったらまたレポート残したいと思います。

さてシーズンもあと2か月、釣らねば!