ツーリング合宿Day2-1 Viva信州!小気味よいコーナーの続くメルヘン街道を駆け抜けろ!!

ツーリング合宿Day2-1 Viva信州!小気味よいコーナーの続くメルヘン街道を駆け抜けろ!!

ツーリング合宿2日目。

早く寝たので6時過ぎに起床しました。

前日に買ったロールパンを手で2つに割って、チーズをのせてトーストし、再び元の形に戻したチーズロールパンで朝食。

このパンに合わせるのは、家から持ってきたコーヒーを淹れ、前日に買った野辺山牛乳たっぷり注いだカフェラテ。

朝の高原の空気は清々しい。

クッキー君も大自然にその身を委ねます。

一泊お世話になった山荘のお掃除をして、SS900のリアシートにバックを積んで出発です。

まずはJR鉄道最高地点を目指します。

野辺山駅そば標高1,375メートルJR鉄道最高地点に到着。

ここには2005年「JR最高地点を愛する会」が建立した鉄道最高地点神社があります。

ご神体は、実際に使っていた「レール」に、神社のシンボルは「車輪」。これは、二つの車輪のように夫婦が仲良く力を合わせていくようにとの思いとのこと。

一人ものの片輪女はどないすればいいんじゃい!とドやりたくなるも、標高の数字は「ひとみなこうふく」「ひとみなごうかく」と読めることから、日々の暮らしの中で最高地点を目指してもらいたいと祈願しての建立とのことで少し落ち着きます。

鳴らす鈴も、鉄道部品から作ったもの。

神社と並んで、「高原のポニー」という愛称で多くの人々に愛され、戦前の小海線にて客車や貨車をけん引し八ヶ岳高原を走っていたC56型蒸気機関車の主動輪があります。この動輪をつけていた車両は、昭和11年に日本で製造され、第二次世界大戦開戦の昭和16年戦地のタイへ送られ現地にて輸送任務を担っておりました。

戦後も現地にとどまり、彼の地にて昭和50年に廃車を迎え、昭和52年鉄道研究家で鉄道写真家である塚本和也氏により主動輪のみが日本に帰還して氏の私邸の庭にて保管されていたとのこと。

平成28年7月「平和」への思いを多くの方に伝えるため、かつての活躍の地南牧村へ寄贈され野辺山駅前に設置され、平成30年10月にこの地に移設されたことが台座に書かれています。

絵馬も奉納できます。

皆で旅の安全を祈願します。

そして、線路の反対側には記念碑と幸せの鐘があります。

ワタクシも鐘を鳴らしたのですが、うまく鳴りません。幸せは縁遠い…。その後に鳴らしてた若いカップルは綺麗に鐘の音を鳴らしておりました…。

ガックリと肩を落としつつ、辺りを散策。

ここにはトイレありますよ。なかもキレイでした。

お土産ものや長野の誇るファストフードおやきを提供する店などが周辺にあります。

ここから144号線を八千穂まで北上し、そこから299号線メルヘン街道を西に進み、標高1,706メートル小海町にあるレストハウスふるさとまで走ります。

途中の峠道は、私の好きなワインディング。中低速のリズミカルに程よく倒し込めるコーナーが続く道。

SS900のシートはこの手のコーナーを走るときに最大限に活かされるシート形状だと思うのはワタクシだけでしょうか?右・左と続くコーナーで、一つコーナーを抜けてすぐに続く次のコーナーへの体重移動がとてもしやすい形状だと思います。そしていつもは前傾だしハンドルがちょっと遠いしでっかいタンク!と思っているタンクを肘で抱えて乗るスタイルだと抜群に安定するのです。

高速コーナーでこの体勢になるときには、ビビりの私には耐えられない速度になりますので、低速気味の中速のコーナー好きです♡

そうこう走ってきて視界の開けたところにレストハウスふるさとがあります。ここへ入って軽食タイム。

あー、この空の色。信州独特の青い空。

ワタクシいつも考えるのですが、日本でヨーロッパを感じさせる場所ってこの信州ではないかと思います。

空の青さ、山々の連なりなど、ヨーロッパアルプスを彷彿させます。

時として、雲海が漂い盆地がすっぽりと雲の下に隠れるとのことですが、それはさぞ幻想的な風景でしょう。

バイク乗りの聖地、信州はやはり素晴らしい。

こちらのレストハウスふるさとではブランチというか、朝はパンを食べたので、はやめのお昼を頂きます。

ワタクシ、まださしてお腹も空いておらず、ここではきのこ汁にナスのおやき。

おやきは、南瓜かなすか悩んだ挙句、よりご飯ぽいナスにしました。

きのこ汁には当たり前ですが大量のきのこ。

信州味噌の味もいい塩梅。

きのこ汁は300円。そばおやきは280円。きのこ汁にはいもの煮っころがしがついてました。

建物を2018年4月に建て替えているとのことで、店内トイレなども木の香りが残ります。

お土産コーナーもあり。

観光の参考になるガイドブックが読めるコーナーの一角には、籐で編まれたハーレーにのるクマのぬいぐるみ。

建物の表にはペット同伴で利用できる席もあります。

腹ごなしをして、標高2,127メートルの麦草峠を通過して諏訪へと向かいます。

ふるさとをでて、勾配を上がっていくとすぐに空気がヒンヤリとしてきました。

ちなみに麦草峠には看板があるだけなので停まって休むこともできず、峠からの眺望などもない峠です。

一人なら停まって写真を看板をパチリと撮りたいところ、今回は割愛。

諏訪市内を暫く走って次はビーナスラインへと抜けるのですが、ただでも体調万全ではない私。

涼しさを感じる2,000メートル超えの山から、熱気の塊が山々に囲まれ閉じ込められる諏訪盆地に入り汗が止まらなくなり、体調は絶不良に。

途中の信号待ちでジッパー全開にしても汗は出続け、昨日からの軽いめまいも強くなる有様。

なんとか町中を超えてビーナスラインへと入っていきました。

暫く風を通すも、今度は急に冷えて、停まってジッパーを上げることに。

なべさんも停まってくれましたが、先に行ってくださいと最後尾を走ります。

Day2-2へと続く…。