Passo dello Stelvio:ステルヴィオを走った!
- 2016.10.20
- 2016年7月 イタリア/オーストリアツーリング
- Stelvio, イタリアツーリング, ステルヴィオ, バイク, ヨーロッパツーリング, 海外ツーリング
昨日コスマには電話番号を教えていたので、朝になるとショートメールで連絡あり。朝ご飯を一緒に食べました。ヴィピテーノはドイツ語を話す人が多く、ヨーグルトで有名な街ということで、その有名なヨーグルトも食べました。美味しい!
そして出発です。パッキングはだいぶ慣れました。
途中まで二人で走ることにしました。
Passo Giovoを抜けてメラノまで走りました。お天気は昨日とうってかわって晴天。青い空、トラベルコンパニオン、ワインディングも一層楽しく。
日曜のせいか、交通量がやや多めだったようです。
アクションカムの扱いにも慣れてきて、撮影も苦にならなくなってきました。Passo Giovoとステルヴィオの上りMovieも編集しましたが、ステルヴィオの上りはカメラ位置が悪かったです!残念。お見苦しくすみません!
Passo Giovoは中速コーナーが続き、時々きつめのコーナーがありますが、概してとても走りやすい道です。インスブルックからステルヴィオ峠へ行くということであれば、Passo Giovo を通って温泉保養地でもあるメラノで宿泊というのでもよさそうなルートです。
メラノでコスマとはお別れです。彼はそのまま南下していきます。フィレンツェまで500キロ近くを下道で帰るそうです。一般道でもペースは速いのでそれも可能でしょう。そして私は西へと進路をとり、ステルヴィオへ向かいます。
ナビで確認するまでもなく、標識には”Stelvio”が出ていますので、その通りに進みます。Passo Giovoがステルヴィオ峠へのウォーミングアップにもなって、だんだんと気分も高まって、心なしかペースも上がってきます。
今回ステルヴィオを走るにあたってルートの取り方を研究しました。
北から上るか(メラノ方面から上がっていく)、北へ下るか(ボロミオから上がっていく)、ある英語のサイトに、ベストルートは北から48のヘアピンを上っていき、ボルミオへ下りるルートだとありました。Youtubeで色々とみても、やっぱり48下がるのはきつそうな感じがして、今回の北からアタックルートをとりましたが、大正解。ヘアピンでの斜度の高低差やアールの大きさ、右側通行であることまで全部考慮して、上りヘアピンの方が走っていて楽しいです。
車の交通量もそれなりにあります。車にべったりついてしまうと、車のコーナー内の遅さに失速ゴケするのではないかと、 コーナー侵入前に調整しながら走りました。もちろん失速だけでなくコーナー内で止まったら斜度やアールの急さも手伝って再発進する際にコケる危険が高いです。ブラインドでない右コーナーは確認しながら、思い切り反対車線にはいってから進みます。ほかのバイクをみてもバイクはその走りが基本です。
はじめの5つで、あと40以上あるのね…、と真剣になりました。
15位進むと楽しくなってきました。
30位からは調子が上がってきます。
40前でヘルメットから長い髪の出ているムルティに抜かれました。女の人かと感激しましたが、上がってみたら男の人でした。
そして無事コケることもなく、峠に到着。
驚くほどのバイクと自転車です!この日は自転車のレースがあり特ににぎやかだったのでしょか?
バイクを適当に止めて、名物のソーセージのサンドイッチを食べました。
ここで話したのはTre fratelli。まんまな”Three Brothers” というおそろいのTシャツきた三兄弟のおじさんたち。この後はPasso de Gaviaへ行くということで、ここでもお奨めされました。
腹ごなしもすみ、ちょっと探索しました。教会もあります。残雪もすごい。
さらにチューリッヒからきた、素敵な三人とお友達になりました。右側のMarioはDucatiで二人はYAMAHAです!バイクも人も日伊同盟ですね。
一休みしたところでまたバイクにまたがり、下りです。
下りはコーナーも上りよりは穏やかなアールで、上りと異なるスピード感での楽しみがあります。しかしこちらのルートは逆の上りの対して、かなりの交通量です。峠の車両の多さといい、謎です。
すっかり満足し、下って給油して、Passo di Gaviaを目指します。
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