ドロミティの峠をバイクで堪能しオーストリアへ
- 2016.10.10
- 2016年7月 イタリア/オーストリアツーリング
- Dolomiti, イタリアツーリング, ドロミティ, バイク, ヨーロッパツーリング, 海外ツーリング
目覚めるとそこは御伽の国。
ホテルで朝食。パンが美味しい!ヨーグルトも美味しい!オーナーでしょうか、いつもフロントにいた女性もとても親切で、このホテルドロミティもお奨めホテルです。
バイクに荷物を積み込み、その後チェックアウト。地下駐車場から道路へのわずかな傾斜を上るのが、まるで儀式のように神聖で心が引き締まります。今日はついに峠を走りに行きます。John Hermann氏の星付き峠、楽しみです。
まずはPasso di Giauへ。
山の方へ来ると、ライダーはピースサインで挨拶です。ハンドルからほとんど手を離さないでサインを出す人、下の方に手をもっていってサインを出す人など、みな自分のピースサインを持っています。私もカッコいいピースの出し方を研究し色々やってみました。
途中、道に迷ったり、道端に寝そべる牛を撮影したりとしながらPasso di Giauへ到着。
ヨーロッパは単独ツーリングが多いと聞いていましたが、2~3人もしくは7~8人といったグループが多かったように思いました。
そんなところに、女一人でちょっと古いDucatiです。ナンバーはイタリア。しかもヘルメット脱ぐと東洋人。不思議そうに見られました…。
峠の茶屋ならぬカフェでステッカー購入してケーキを食べました。なんとここには東洋の小さな国の古いバイクが飾られていて、なんとなく誇らしい気持ちになりました。私も大和撫子として、頑張って走らないと!
峠を走ってみて、雰囲気は日本のどこに近いと聞かれれば、景色は全然違うけれど箱根といった感じでしょうか?ツーリングのメッカ。しかしながら、交通量は比べ物にならないほど少ないです。
ほかに感じた事といえば、自転車でのツーリングが非常に多いです。自らの足で走るのは、また違った楽しみなのでしょう。老若男女問わず皆さん素晴らしい体力です。
Passo Pordoi ,Passo di Sella, Passo Falzaregoと峠道とドロミティの景色を堪能してコルティナに戻り、そのままオーストリア方面へ向かいます。
ミズリーナ湖畔でまたまたケーキタイム。
地元のおじいちゃん、おばあちゃんと単語を並べてのお話も楽しかったです。
今日はドロミティからグロースグロックナーを抜けたあたりまで行けるかなと思っていたのですが、迷子やら撮影やらで予定よりだいぶ遅くなったので、とりあえずLienzあたりに泊まって、翌日グロースグロックナー山岳道路を楽しもうとバイクを走らせました。
Dobbiacoを過ぎた辺りで景色が変わりました。ドロミティの山塊から、緑の丘、山の広がるオーストリアです。オーストリアに入ると、看板の表記がドイツ語になりました。ドイツ語は全くわかりません…。ありがとうのダンケがぱっと出てこない程度にもかかわらず、「ガストホフは食事もできる宿だったかしら?泊まるときにはガストホフと書いてあるとことに行けばいいかしら?」とのんきです。
裏が教会で雰囲気のよさそうなガストホフがありましたが通り過ぎ、Lienzの町に入りましたが、いまひとつよい宿がありません。
来た道を戻って、先ほどの宿の駐車場にバイクを停めました。
入って英語で、泊まれます?いくら?と聞きます。「Forty euro」といいつつ、立っている指の数は3本だったので、間違いないように金額を書いて確認し、一泊30ユーロで交渉成立。
シャワーを浴びて1階の食堂で食事をとりました。
飲めない私ですが、せっかくなのでビールをオーダーし、チロル地方の典型的な7つの前菜なるものを食べました。全部は食べきれないほどの量があり、ビールとこの食事で10ユーロ。地元の人も訪れるお店です。
ビール一杯ですっかり出来上がり、お部屋に戻って恒例の充電タイムとルート作成です。
天気は今一つぱっとしません。テレビ見ると明日は雨らしい。雨のグロースグロックナー、ちょっと残念だなと思いつつ、深い眠りに陥りました。
Day5 7月8日
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