宿泊先考:飛び込み宿の探し方
20歳前半に初めて上陸したアメリカ本土は、ロスまでのチケットに帰りはサンフランシスコからのチケット、それにレンタカーの予約だけしての一人旅でした。
当時、大学の恩師がUCLAに行っていたということで、お宅を訪ねたりしながら、サンフランシスコまでロングドライブを楽しみました。最後はなんとかなるかしら?などという思いもあったことと思います。
このエアーだけの良さは、帰りの飛行機までの間であれば自由に予定を組み替えられる点にあります。もちろんきっちりと宿を決めて旅行日程を組むことも多いのですが、場合によっては、宿まで必ず行かないとならないとなってしまうことで楽しみ方が変わってきてしまったり、逆に余裕がなくなったりすることもあります。
そんなことで、今回は飛び込み宿の探し方です。
■鉄則
・場所選び:治安の悪そうな場所は避けましょう。窓に鉄格子がついていたり、荒んだ雰囲気の場所は避けます。治安の悪い場所というのは現地の人でも立ち入らないこともありますので、人通りのない場所は避けます。海外では、ここから先はいきなり危険地帯になるという場所も多いので、注意して周りの人や雰囲気を確かめてください。行動の基本は日にあるうちにです。
・部屋選び:部屋に入ったらすぐにすることが二つあります。
①部屋の扉・窓のカギを全部閉めます。ノブを回して確実にカギがかかるか、窓も桟をもって動かして簡単に開いたりしないか確認します。
②お湯が出るか確認してください。シャワーを浴びようとしたら水だったということがないように注意です。
問題があれば即部屋を変えてもらうように話しをするのが良いですね。
・最低限の現地語もしくは英語で挨拶ができるように。私は語学は苦手ですが、最低限話そうという努力はします。馬鹿にする人もいますが、どちらかといえば、聞いてくれようとする人が多いので、現地語、英語、日本語ちゃんぽんでもトライしましょう!
■レンタカーやバイクで移動しながらの場合
大きな街の一つ手前や先で見つけることが多いです。宿泊費がかなり変わってきます。2016年海外ツーリングで宿泊費を抑えられたのはこの要因が大きいと思います。
駐車場の場所や状況についても注意が必要です。
アメリカでは駐車場からホテルまでに危険があることもありますので、車を停めてからホテル入口まですぐであるとか、明るくできればカメラなどの設置のある駐車場は安心です。
盗難の多い南イタリアでは、短時間でも人のいる駐車場やカメラの設置してある駐車場など選ぶ方がいいかもしれません。北イタリアではずいぶん様子は変わるようで、場所によってはバイクでも本体のロックをするだけでも平気だということですが注意するに越したことはないと思います。バルセロナ近郊のリゾートではホテルの駐車場が確保できずやむなく路上駐車となりましたが、リゾート地でそのような車が多かったせいか無事でした。
■予約サイトの利用の仕方
私のスマホにはBooking.comのアプリが入れてあります。
このアプリのいい点は、ほかのサイトより地図での検索がしやすというところです。現地で宿探しをする場合、この地図での表示はかなり役に立ちます。イタリアで知り合った友達も同じサイトの愛用者でした。
さらに彼の場合、ホテルに直接電話して交渉するということを行っていました。直接行くよりその前に電話で話してみるのが得策です。確かに小さな宿では部屋が空いてしまうより、多少安くても泊めた方がよいと考え、掲載金額より安くなることもあるということです。ダメでもサイト掲載の金額では泊まれますのでよいかと思います。
ほかにも、AgotaやExpediaのアプリなど、旅に出る前に準備し、時間のある時に確認しておくと現地での利用に手間取らずにすみます。
■現地の人に聞く
現地在住の日本人に良い評判の宿を聞いたり、現地で知り合った人に、知り合いがやっているホテルを紹介してもらったりということもあります。ただし、注意も必要です。グルで悪だくみをする人たちもいますので、人物や場所を見極めてください。
日本でも予約なくては旅行できない!という人もいるので無理にはお勧めしませんが、慣れるとどんどん経験値が上がってきますので、チャレンジするのも楽しいかと思います。
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