宿泊先考:修道院から五つ星ホテルまで宿選び前編

宿泊先考:修道院から五つ星ホテルまで宿選び前編

旅行の楽しみに宿を挙げる人がいます。

人によっては雰囲気や食事、サービス、設備などの充実さを求めて宿泊先を決めることでしょう。一方、寝るだけなのでコスパ重視、その分予算をほかに使いたいという人もいます。また、ほかの宿泊者とのコミュニケーションを重視した宿泊先選びをする人もいます。

宿選びは実に様々です。

私は時と場合によって使い分けをし、一回の旅行でも色々なパターンの宿に泊まることが多いです。ツアーでない旅だからこそ、好きなように試せる良さがあります。

みなさんご存知のことも多いとは思いますが、ご参考に私の宿選びをお話したいと思います。

■パターン1:三つ星程度の普通のホテル

ホテルにより差が出るのがこのクラス。立地もよくスタイリッシュなホテルから、寝るだけと割り切るホテルまで様々です。指標の一つはやはり宿泊料ではないでしょうか?事前予約であれば、口コミは必ずチェック。現地で直接飛び込みということであれば、金額と対応してくれた人により決めることが多いです。スタッフがあまりにも良くない場合は、金額を聞いたり部屋を見たりした後に、断ることもあります。

時として妥協がかなり重要になってくることがありますが、いいホテルに当たることも多くあります。バルセロナ ホテル インディゴ

バルセロナ ホテル インディゴ hotel indigo

■パターン2:四つ星から五つ星のいわゆる一流ホテル

しっかりしたサービスを受け、ゆったりとホテルライフも充実させたい時などに利用します。

スペイン旅行での「ル メリディアン ラ ビーチ ホテル & スパ」。前日のホテルのサービスが最悪で、きちんとしたホテルに泊まりたいと連泊予定のホテルをキャンセルし急遽予約しました。

車でホテルに到着し本日宿泊予約してある旨を話すとゲートを開けてくれます。フロント前に車を止めてキーを預けてウエルカムドリンクを飲みながらチェックイン。ホテルスタッフはフレンドリーかつホスピタリティあふれています。清潔でロケーションも最高、夕食、朝食をホテルでいただきましたが、いずれも美味しかったです。隣接するエリアのホテルではホテルスタッフのみならずそこにいる観光客からも人種差別を受けましたが、このクラスのホテルがあるエリアになるとそのようなことはなく、エリアによる違いも実感しました。

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また2015年のイタリア旅行ナポリでのエクセルシオールホテルですが、これはナポリ湾越しのヴェスビオ山がどうしても見たくて、お部屋指定して予約。

夜のサンタルチア散歩にも最適、明け方太陽がヴェスビオ山越しに上がり徐々にナポリ湾を照らしていく景色も見られました。

napoli excelsio サンタルチア ホテルエクセルシオール
サンタルチア ホテルエクセルシオール
napoli excelsio サンタルチア ホテルエクセルシオール ヴェスビオ山
ナポリ湾越しのヴェスビオ山

■パターン3:設備的に不自由さを知りつつ、それ以上の魅力がある特徴のある宿

カテゴライズが微妙ではありますがあえて一つのカテゴリーとさせてもらいます。

以前マレーシアのティオマン島で宿泊した「バンブー ヒル シャレー」はこのタイプです。マレーシア東海岸のティオマン島へダイビング目的の旅です。海を臨むビーチサイドから山の中腹に宿泊用の4棟のシャレーがあります。

シャレーはガラスを使っておらず、すべて木製の扉で、水は裏山の水を引いてコールドシャワーのみ、冷房も無しなのですが、写真をみて一目惚れしてしまい、数か月前に宿をとるところから日程を組んだくらいです。

ティオマン島 バンブーヒルシャレー thioman bamboo hill chalet
ティオマン島 バンブーヒルシャレー

あまりの居心地の良さに当初の三泊の予約では物足りなくなさそうで、もう一泊できないか確認したところ、たまたま空いており四泊してきました。

このシャレー宿泊以外は予約しておらず帰りの飛行機まで自由気ままに旅しておりました。

若い姉弟の経営で、弟の友達が手伝いをしていたりする中で、彼らが留守番しつつ夕食を作って食べていた食事をごちそうになったりと貴重な経験ができました。水源が確保されており、そのまま飲める水をフロントにもらいに行きますが、その水も美味しかったです。

またティオマンは猫が多く、猫が訪れてくれた他、毎朝猿が屋根に上ってくる音で目覚めました。

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訪問者たち