イタリア一人旅:ナポリからカプリ島へ

イタリア一人旅:ナポリからカプリ島へ

「青の洞窟」で有名なカプリ島ですが、ナポリからは船に乗り1時間もかからずに着きます。

ヌォーヴォ城の前のモーロヴェベレッロ港から船でカプリ島へ向かいます。

船会社は何社かあり、それぞれカウンターでチケットを販売していますが、”Capri”と行き先の出ているカウンターへ行ってチケットを買いましょう。カウンターでは行き先とその下に時間がかかれたボードなどがあります。

時間が言えない!という方。

旅行にはメモとペン必携です。

行き先と時間、枚数を書いて見せればいいだけです。”Capri, 9:10 , 1 “という感じです。

チケットは簡単に買えますので、あとは乗るフェリーを間違えないことです。わからなければチケット見せて係りの人に聞きましょう。最後は乗り込む前に、自分の目で行き先を確認してください。

ナポリ・カプリ往復のチケット(往路・復路 それぞれで購入)

カプリでどのくらい滞在するか決めていなかったので、まず行きだけ買って、帰りはカプリで買いました。左のうえの細かい文字を見るとわかりますが(クリックで大きくなります)行きと帰りは異なる船会社です。行きはSNAV社で帰りはNGL社です。出航時間により料金が違っていました。

船の中でスマホのマイクロSDを飛ばして周りの人が一緒に探してくれたりしている間に、カプリ島に到着。

青の洞窟へ行かないと!とボート乗り場へ行ったのですが、”SERVIZIO SOSPESO”(運行中断)とあります。

「青の洞窟」に行ける確率は8月は8割程度と言われています。ナポリの港で聞けば、ボートの運航情報も教えてもらえるらしいのですが、今回は聞 かずにいたので、残念ではありますが想定内です。

カプリ島は10.36k㎡で、千代田区と同程度の面積の島で、2つの街(コムーネ)があります。一つはカプリそしてもう一つがアナカプリです。

フニコラーレ(ケーブルカー)でまずカプリへと向かいます。バスと共通のチケットもありますので、こちらを購入し、乗り場の列に並びます。

Unico Capri

勾配はかなり急です。途中、すれ違いのできる場所があります。

フニコラーレ

カプリにつきました。海と空の碧さ、白い建物、岩山、木々の緑。これを風光明媚といわず何というのでしょうか?

フニコラーレ乗場から

さて散策です。

カプリの小道

カプリのブランド通り
カプリのブランド通り

そうそうたるブランドが揃っています。ここに出店する意味のある島なのですね。

アウグスト公園に行きました。古代ローマの皇帝アウグストゥスの別荘地だったことに由来して命名された庭園です。庭園内には、花が咲き乱れ、展望台からは紺碧のティレニア海が見渡せます。

カプリ アウグスト公園
アウグスト公園


サン・ジャコモ修道院 は中世に建てられたカプリ最古の修道院です。大小の回廊があります。

サン・ジャコモ修道院 カプリ 回廊
サン・ジャコモ修道院 回廊
サン・ジャコモ修道院 内部 カプリ
サン・ジャコモ修道院 内部

アナ・カプリに行こうかと思ましたが、もしや「青の洞窟」ボート運行してるかもとここでマリーナクランデに戻りました。

残念ながら、やはり運航していません。ということで早めにナポリに戻りナポリ観光をしたのでした。

そういえば、帰りのフニコラーレで座れたのですが、ご年配の素敵なマダムお二人が乗ってきて、お一方がお座りになったので、席を譲った際に「どこからいらしたの?」と英語で聞かれ「日本からです」と答えたところ、イタリア語で「日本人よ。やっぱり。」というような話をされていました。海外でも座席を譲るのは日本人くらいなのでしょうか?いや、ミラノで座席を譲る姿を見ました。イタリアの方も一緒ですね。

アナ・カプリと「青の洞窟」は次回へのお楽しみに取っておきます。

※内容は2015年8月時点のものです