2019年SuperGT 第2戦 GT-R ポール・トゥ・ウィンならず…

2019年SuperGT 第2戦 GT-R ポール・トゥ・ウィンならず…

前編レース開始前からの続きです。

ウォームアップ走行が終わって、車がグリッドに並ぶとグリッドウォークが始まります。グリッドウォークではまさにこれから決勝戦を迎える車両や選手を間近に見られるのでお目当ての車両や選手を見て回りました。

■ポールポジション #23 MOTUL AUTECH GT-R がんばれ日産GT-R!とパチリ。キャッチの写真です。

また、現在は海外のレースに参戦し活躍している千代勝正選手のインタビューもありました。

右の白いシャツの人がカンペ出しています…。

■TEAM IMPAL 星野監督とロシター選手。

星野監督、バイクでお世話になっている安良岡健さんのもとでオフロードを走らせていた後四輪に転向されています。健さんやっぱりすごい!そしてこの写真左端は元日産の中村史郎さんですね。

■TEAM KUNIMITSU  高橋国光監督

私のバイクの師匠マカオの帝王輝井さんも尊敬する国光さん。国光さん、二輪の世界でもまさにレジェンド。1960年代にホンダワークスライダーとして活躍。なんと1961年西ドイツGPの250ccクラスで日本人初の世界GPチャンピオンになり、輝井さんが1970年代にマカオGPに参戦するときに「国光さんから、頑張ってねと声をかけてもらえた」のを今でも話してくれるほどのお方です。

かなり貴重な写真。世界グランプリ250ccクラスに乗っていた時のもの。1961年フランスGPは3位。この時の優勝はトム・フィリス、2位はバイクレース→F1→バイク復帰後もマン島で優勝したマイクヘイルウッド。このレースの前の第2戦西ドイツGPでは優勝し、日本人ライダーとして世界で初めてチャンピオンをとったお人です。もうこれは興奮するくらい凄いお方なのです!この時代はロードレース→四輪が多かったです。日本のレース界でも、国光さん、大久保力さん、三井晃さん、本橋さん、星野さんが二輪から四輪へ転向されています。

■TEAM KUNIMITSU 昨年からスーパーGTに参戦している、元F1のジェイソン・バトン選手。

かなりのイケメン!!しかもこの近さ。しかしお隣の人はレースクイーンを撮っていました…。

■LEXUS TEAM SARD  LC500

凄い人だかりでした。私トヨタの車にはあまり興味はないので、軽くスルー。

グリッドウォークも終了し、メカニックとドライバー以外コース上から退出となります。

レース開始はペースカーが入って隊列走行で1周し、そのままスタートが切られる「ローリングスタート方式」です。

グリッドウォークからぽつぽつと落ちていた雨が本格的に降ってきました。

雨のレースは見るには面白いです!よりテクニカルになり、チーム監督のレース運びやメカニックの経験も高度に要求されます。

ピットビル3階の屋根のないところでスタートから暫く観戦していましたが、雨はどんどん強くなり、カッパも持ってきておらずかなり濡れてしまい、スタート後少し落ち着いてから車に戻り、濡れた体をヒーターで乾かしてからカッパと長くつを着用。

深川吉野屋さんで行われたタチウオ女王戦の時の景品MAZUMEのレインコートが今回役に立ちました。寒いし、フリースの裏地のアウターを着て上からカッパ。

サーキットに到着した際には、ちょっと暑いかもと思っていましたが、やはり防寒対策が役に立ちました。

今回はバックパックだったので持っていけばよかったのですが詰めが甘かったです。

サーキット観戦中の人をよく見るとたいていバックパックでカッパとか傘なども持っています。今までは大概ピットでまったり見るのが身についているのでそんな準備もしていなかったので反省。

少しイベント広場を見て回り、ダンロップのスロットでダンロップフラッグをもらいました。

地下通路を通りパドック側に上がらずその先のアドバンスコーナーへ。ここから300R、ダンロップコーナー、13コーナー、GR Supraコーナー、最終パナソニックコーナーと見て回りました。

おおおおっ、スピンしている!

何度もフジには行っているのにこんなに歩いたのは初めてです。

思いました。ワタクシ、サーキットへわざわざ行ってこの目で直に見るべき楽しい経験を今まで逃していました…。今回一人で来たので全くマイペースに見れたことが幸いしました。

そしてパドックに戻る途中にメディカルセンター。

あの2年前に「メディカル行こう」という人はオフィシャルも仲間も誰もいなくて、3時間かけて自走して自宅に戻り母をのせ病院へいきそのまま入院になったのでした。大きなレースでないと人もいないのかしら?まぁここから運ばれていたらそれはそれで困ったということもあったのかもしれませんが。そんなことを考えていたら足はさらに痛くなるし…。

そしてストレートに戻ってきました。

心揺さぶるサウンド。なのに今の若者のクルマ離れは何なんだと考えながら歩いていました。

来ているのもワタクシより下手したら上の世代も大変多いのでした。

再度NILZZのピットへお邪魔してご挨拶をしてまたまたピット2階から48号車最終ピットインを見てチェッカーはグランドスタンドで見ることにしました。

グランドスタンドでみたチェッカーは残念ながらGT-Rではなく、LC500なのでありました…。

お約束でリザルトを書くと

GT500クラス

優勝 #38   LEXUS TEAM ZENT CERUMO / ZENT CERMO LC500

2nd    #23   NISMO / MOTUL AUTECH GT-R

3rd    #1     TEAM KUNIMITSU / TAYBRIG NSX-GT

次回こそ、頑張れ日産!

そして植毛GO&FUN GT-RはGT300で25位。レースはまず走り切ることが第一です。そうすることによりおのずと順位が上がるということもあります。

レース終了後は急いで駐車場に戻り駐車場からのクルマが並ぶ前にサーキットを出ることができました。

ホテルへ戻り一寝入りしてから無事朝方家に到着し、翌日はしっかり仕事に行き、今更ながらこうして書いています。

これからは自動運転の時代だというようなことも言われていますが、日産やトヨタの昔の企業キャッチコピー「Feel The Beat」や「FUN TO DRIVE」を感じたい人はまだまだ多くいます。若い人でもクルマの楽しさを感じる人もいます。

しかし車両販売価格は全体的に上昇している割に、給料の上昇は少なく、非正規雇用者が増え、モノを買う際には消費税が大きくのしかかる。社会的背景として格差は広がり、輸入車でも特に超高級車の販売は増加傾向にありながらも、若年層ではモノを買えないことからか、それともそもそも魅力がないならかクルマ離れが進み、色々な切口からの社会のゆがみがクルマ業界全体に現れているのではないでしょうか。私たちより下の身の丈の消費行動をするというのが顕著に表れた世代の行動基準が最近ではバブリーな世代をも巻き込んでおり、勢いがあるのは団塊世代以上か社会的に勝ち組となった人か…。

世知辛い話をするのはまた別の機会に任せるとして、今回のレース動員は56,000人、鈴鹿8耐以外のバイクレースの来場者が伸び悩むなか、このクルマのレースは盛り上がりをみせ過去最高の動員であったとのことです。

やはりレースを間近に見る迫力はたまらないものがあります。

まだレース観戦のない方、興味があればぜひ一度サーキットで観戦してみてください!

※しかし、今回の私のフェイスブックでの呼びかけに何人かの方はGT=ジャイアントトレバリー=ロウニンアジ すなわち釣りと思った方もいらっしゃいました。GT釣ってみたい♡