骨折日記21:大きな一歩 体重の1/3から荷重開始!

骨折日記21:大きな一歩 体重の1/3から荷重開始!

“That’s one small step for man, one giant leap for mankind.”

「1人の人間にとっては小さな一歩だが,人類にとっては大きな飛躍だ。」

時は1969年7月21日(日本時間)、アポロ11号でアームストロング船長が人類で初めて月面に降り立った時の言葉です。

奇しくも私の誕生日と同じ7月21日、そして今回私がけがをしたのと同じ左足がその一歩であったということです。

そして2017年6月24日、5月7日以来実に48日ぶりに左足を地面につきました!

この程度であの偉大なる功績と重ねるのもと思いますが、自身の気持ちとしてはそんな気持ちです。

というかむしろ、

“That’s one small step for humankind, one giant leap for me.”

「人類にとっては小さな一歩だが,私にとっては大きな飛躍だ。」

感激を先に表してしまいましたが、今日のリハビリは次のように進んだのでした。

①リハビリ室につくと、担当のTさんが「すぐに足着きますか?」というの、二つ返事で今日はベッドに行かずに平行棒へまっしぐら。

➁Tさんが、平行棒の高さを調整し、体重計を二つ、体重計と同じくらいの高さの台を二つ用意します。

③まず両足で体重計にのり、体重を測ります。50kgちょうど。ということで1/3荷重の16kgの荷重となります。

④平行棒の間に体重計と台を並べます。

⑤平行棒を掴んで、まずは右足を台に乗せ、それから体重計に左足を乗せ、徐々に体重をかけていきます。16kgまで荷重をかけては体重をかけるのと足をあげるのを繰り返します。続いてつま先だけで、またかかとだけで16kgをかけて荷重を確認します。

⑥平行棒は掴んだまま、右足だけ、左足だけで立ちます。左足で16kg荷重を確認します。

⑦今度は体重計と台を二つづつ使って平行棒を使っての歩行練習。

T さんが進むごとに体重計と台を前へ前へと回してくれます。常に16kgを確認しながらの歩行です。

⑧平行棒を松葉杖に変えて練習です。松葉杖で、同じ様に体重計で16kgの感覚を掴んでから、リハビリ室を回ります。途中途中で体重計を置かれ、見ないで体重計に乗っていき、感覚と実際の差を確認しながら歩きます。

膝が曲がってしまうことを注意され、膝を伸ばして足をつくように言われました。大腿四頭筋の筋力低下を改めて実感。

概ね12~15kg程度の荷重で歩けますが、たまに、少し多めに荷重をかけてしまったことも数回。

その後、いつものマッサージに筋トレをリハビリベッドで行いました。

筋トレの継続は絶対不可欠です。足着くようになれば何とかなるかも、とは簡単にいかない様子です。

今日から1週間16kg荷重で、痛みなどでなければ来週からは1/2荷重に進みます。

歩いていて痛みはありませんが、足に力を入れると震えています。

小鹿や仔馬が誕生してすぐに立ち上がる時に、よれよれするあれに似ています。

全荷重になった際に、筋力が不足していると、まさにあのように膝ががくがくになることもあるということです。ということで引き続き自主練も頑張らないと!