【続】:入院中ですがJoy耐ヘルパー参戦!決勝日編

【続】:入院中ですがJoy耐ヘルパー参戦!決勝日編

 

Joy耐決勝日、朝5時過ぎに起床です。みんなでおにぎりを作りましたが私は見るだけで全く役立たず。

朝食はブッフェ。ゴルフ場の綺麗な芝をみながら朝食です。

以前は水戸市内のビジネスホテルに泊まっていたのですが、何年か前からは近くのゴルフ場のホテルに宿泊しています。ここの朝食は美味しいので楽しみにしていました!朝食後チェックアウトし出発。

サーキットに到着。前日の雨は上がり、暑くなりそうな予感。

グリッドウォークは朝の7時半からすでに始まっています。

松葉杖でグリッドまで向かいます。

途中、えびちゃんと記念撮影。

昔のストックカーコンビ 走ると速いえびちゃん

誰かがディレクターズチェアを持ってきてくれていました。というか、ドライバー用だった気もしますが、しっかり私が座って記念撮影。

いつもは、ぎりぎりまでグリッドにいますが、動けない私は、とっととピットに戻りました。

10時決勝スタート。

いつもならピットの上からスタートを見るのですが、今回は階段の昇降に時間もかかるし人も多く危険なのでパドックのテントに座ったままピットのモニターで観戦。決勝では、ピット内は突然ばたばたすることが多いので、テントから出ず、トイレへ行く以外は動かない覚悟です。

テント内、持参したパソコンでラップタイムを確認です。鈴鹿・モテギでは大きなレースでは、ウェッブサイトやアプリでリアルタイムラップタイムを確認できます。

このシステムでは、全体のラップタイムだけではなく、チームを絞ってラップタイムの確認もできます。

現地で観戦中のサービスのようですが、ラップタイムや順位など確認できます。

11時半になり、お昼の準備です。今年はホットドックに焼きそば。

少しだけ働きました。口だしが主な仕事??

ドライバーチェンジも給油もうまく行っています。今回は特に問題も起こらず。

しかし、レースは最後まで分かりません。過去一番びっくりしたのは、最終ラップに入りサインボードエリアでチェッカーを受ける車両を迎えようと最終コーナーを見ていると、コーナーを立ち上がった車両がタイヤを飛ばしていました。「タイヤ飛ばしてるよ、うちじゃないよね~。」と話していたのですが、うちでした…。

一番の心配はガソリン…。Joy耐は大がかりなレーシングサービスの設備がなくとも参戦できるようになっています。例えばエアツールの使用の制限やタイヤも一般の市販品を使用しないとならないレギュレーションとなっています。燃料補給に関しては、エンジンの仕様によって給油量の規定が異なることや、給油でのエンジンスタートが禁止されていること、またクイックチャージャーがないチームでも参加できるように、レース中の給油はピットレーンではなくサーキット内のガソリンスタンンドを利用します。コースから給油にはいると、スタンドまでスタッフが車を押して運んだり、一定時間のピットストップを行ったりするレギュレーションがあります。(今は20キロ以下でのエンジン走行ができるということでした。)毎年細かなレギュレーションの変更があります。このピットストップが今年は給油のエリアに入ってから該当のクラス5では最低11分と規定されているため、一度給油に入ると必ず11分かかり、給油回数がラップに及ぼす影響も大きいのです。給油を最低限にして多少タイムは落としても本当にぎりぎり状態で走ることで完走を目指すことも必要になってくるのでした。

そんなレースの中で焼きそば担当も、ペース配分を考えて、焼きそばとホットドッグをつくるのでありました。

初参加の2人 手際が良い!

今回ハルコも含め4人のヘルパーですが、うち2人は初参加ということで、メインスタンドを見に行ったり、その間私はお留守番です。ずっとテントにいた、それが一番のサポートだったような気もします…。

いままではピットには大抵おやじがいたのですが、今回留守番だけは代わりになれました。いつもドラチェンのあとには「おい、○○、おめ~はなんで△△しちゃうの~?」と的確なアドバイスと車のセッティングを伝えていたおやじ様の声が聞こえないので、なんか、不思議で、1人でいるとついついほろりときてしまいました。そもそも私が松葉杖でサーキットへ来ようものなら、きっと、「おいモリモトぉ~(昔7年ほどモリモトという苗字の時がありました…。名前が戻ってもいつまでもその時の名前で呼ばれていました)。なんでそんな怪我してんのにくるんだよ~、このバカ女!」といわれていたに違いないのに。Joy耐なのにおやじがいないなんて…。みんな同じように感じていたはずです…。

そんなことをしんみり思っている間もレースは進みます。

最後に走った2人は、涙ぐましいほどの燃費走行を続けます。

そして午後5時、7時間の戦いが終わり、チェッカーが振られました。スズバン74号車もチェッカーを受けます!

無事に2017年のEnjoy耐久レースは終了しました。

結果は総合24位クラス5位。途中結構いいところまで行きましたが、気温が上がり燃費への影響が大きかったようです。

撤収前に記念撮影。えびちゃんはタイムリミットで少し先に帰りました。

なんとか最後まで車で寝るようなこともなく、私自身の耐久レースも無事終了。

この日は消灯時間に間に合わないため、スズバンに泊まりました。

翌朝、スズバンママによる、超美味しい新鮮野菜の朝食を食べて病院に戻ったのでした。

採ってきたばかりの野菜!

病院に戻った日も、リハビリは1日3回3時間。疲れました。

そうそう、レース中もこっそり筋トレ、スクワットと足首の曲げ伸ばしをして、ホテルでも腹筋に中殿筋トレーニングしていました。

今回は体力がいかに落ちているかを実感。会社復帰まで、どうやって体力をつけていけばよいか考えないとならなそうです。

また松葉杖の外出で、体の不自由な人の外出というものについても、いままでと違った視線・視点で実体験できました。この経験を活かしていくことも考えたいと思いました。